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おじさまと咲姫
第39章 不快
居間のソファに腰かけ歯を磨いていると、カーテンを引いた大きな窓越しに白い車が見えた。
家の敷地内に入ったその車はやがて停止し、程なく運転席側のドアが開いた。
やがて車を降りた人物に、咲姫の歯を磨く手が止まる。
歯ブラシを咥えたまま暫し固まっていれば-当然のようにインターフォンが鳴った。
応対などしたくない-なのにこんな時に限って、誰もいない。
父親はいつもの休日の朝と同じように、まだ起床すらしてなく。
頼みの綱の母親は、少し前までは居間にいたのだが-庭に洗濯物を干しに行ってしまっていた。
つまり、来客の対応をするのは自分だけ-心に重しがのしかかる。
散々逡巡していると、再度ピンポンを鳴らされる。
そんなに何回も押さなくても分かってるってば-咲姫は心の中で毒づいてしまう。
しかし、もうどうしようもなく-咲姫は大急ぎでキッチンで口を濯(ゆす)ぎ、重い足取りで玄関に向かう。
玄関に置きっぱなしになっていたサンダルを履く際、数日前の出来事が甦る。
家の敷地内に入ったその車はやがて停止し、程なく運転席側のドアが開いた。
やがて車を降りた人物に、咲姫の歯を磨く手が止まる。
歯ブラシを咥えたまま暫し固まっていれば-当然のようにインターフォンが鳴った。
応対などしたくない-なのにこんな時に限って、誰もいない。
父親はいつもの休日の朝と同じように、まだ起床すらしてなく。
頼みの綱の母親は、少し前までは居間にいたのだが-庭に洗濯物を干しに行ってしまっていた。
つまり、来客の対応をするのは自分だけ-心に重しがのしかかる。
散々逡巡していると、再度ピンポンを鳴らされる。
そんなに何回も押さなくても分かってるってば-咲姫は心の中で毒づいてしまう。
しかし、もうどうしようもなく-咲姫は大急ぎでキッチンで口を濯(ゆす)ぎ、重い足取りで玄関に向かう。
玄関に置きっぱなしになっていたサンダルを履く際、数日前の出来事が甦る。

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