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おじさまと咲姫
第41章 吃驚
「円城寺ってさ。沢山食べる割には、すっごく細いよな」
滅多に拝めない白い項にどきどきしていた罪悪感から、つい大声が出てしまう。
「痩せの大食いって昔からよく言われます」
「確かに。どんなに食べても、スタイルの良さは全然変わらない」
「スタイルは…いいとは言えないと思います。ちょっと痩せ過ぎかも。女の子はもうちょっとふくよかなくらいが、きっと一番可愛いんじゃないかな」
-悠眞にも言われたし。
咲姫が苦笑混じりに漏らした一言に、昴はすぐには反応出来ない。
厄日かと思ってしまうくらい、今日は頻繁に話題に上がる。
一度も会った事はない。
でも顔は分かる。
かつての彼女の初恋の相手と同じだから。
分かるようで分からない人物に抱(いだ)く気持ちは複雑だった。
「…ユウマさん、なんだって?」
冷静に問い返せば、そんな昴の心情など解さない咲姫は笑う。
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