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おじさまと咲姫
第41章 吃驚
「あ、えっと…」
なんて説明したらいいのか-頭の中で考えを巡らせるが、なかなか良い言葉が浮かばない。
なんでもない-言い逃れたかった。
だが、自分の答えをひたすら待つ彼の双眸からは逃げられなかった。
「…誤解しないで下さいね?」
前置きしておく。
余計な詮索はされたくない。
実際、なんでもない事だった。
咲姫の小さな声に、昴は笑った。
「誤解?誤解されるような事なの?」
「…私、真面目にお願いしてます」
-今日の先輩、なんか意地悪。
思わず漏れた咲姫の本音に、昴は口元を歪めた。
「言ったろ?俺は円城寺が思ってるほどいい先輩じゃない」
「…」
「いつでも隙を狙ってるし。自分がもたついてるうちに、誰かに円城寺を盗られやしないかって常に心配してる」
「…私、誰にも盗られたりしません」
咲姫は恥ずかしさに染まりながら、小声で言い切る。
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