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おじさまと咲姫
第43章 最初
「あー、もう最高にだるかったあー!」
九十分の講義が終了するや否や、瑠璃子は両手を頭上に掲げ、大きな伸びをした。
遠慮のない大声に、教壇で授業の後片付けをしていた講師がこちらを見た。
ばっちり目が合ってしまい-さしもの瑠璃子もばつが悪そうに愛想笑いをして、さり気なく視線を逸らした。
わざとらしく音を立て机上の勉強道具を片付ける親友に、咲姫は呆れるしかない。
「声、でか過ぎ」
耳打ちすれば、隣りに座っていた瑠璃子がこっそり舌を出した。
「だってさあ、夏休み明け最初の講義だよ?全然身に入らないに決まってるじゃーん」
「だからって先生まだいるんだから、ちょっとは気遣ってさあ-」
「声の大きさに関しては、あんたに言われたくないけどね」
「えっ」
「あんたのが、私の倍はでっかいよね」
「またそういう意地悪」
咲姫がむっとすれば、瑠璃子は馬鹿にしたように笑う。
九十分の講義が終了するや否や、瑠璃子は両手を頭上に掲げ、大きな伸びをした。
遠慮のない大声に、教壇で授業の後片付けをしていた講師がこちらを見た。
ばっちり目が合ってしまい-さしもの瑠璃子もばつが悪そうに愛想笑いをして、さり気なく視線を逸らした。
わざとらしく音を立て机上の勉強道具を片付ける親友に、咲姫は呆れるしかない。
「声、でか過ぎ」
耳打ちすれば、隣りに座っていた瑠璃子がこっそり舌を出した。
「だってさあ、夏休み明け最初の講義だよ?全然身に入らないに決まってるじゃーん」
「だからって先生まだいるんだから、ちょっとは気遣ってさあ-」
「声の大きさに関しては、あんたに言われたくないけどね」
「えっ」
「あんたのが、私の倍はでっかいよね」
「またそういう意地悪」
咲姫がむっとすれば、瑠璃子は馬鹿にしたように笑う。

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