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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第6章 NASAの敏腕女史-またの名を女同士のバトルとも言う
「楽しかったぁー」
結局、セミナーの最後まで質問と回答の繰り返し、これは来た甲斐があった、ぁたしが知りたかった部分の少しが見えたから。
「・・・・・」
でも、セミナーの方に夢中になってたけど…
紀永の方はどうしよう?
このセミナーに来るって伝えてもいないし、あの様子だと、ぁたしが話せる機会なんて無さそう・・
「普通に帰ろう‥かな?」
米国に居るなら、もしかしたら連絡をくれるかも知れない…
そう期待して、帰った方がぁたしの為だ。
「うん、帰ろ……」
資料を両手で抱え、2階の出入り口からフロアーへ出て、認識かわりのカードを外そうと思った時・・・
"ブーブーブー"
電話?
ゆーさんかな??
ポケットの中のスマホを取り出したら、画面表示には遠藤さんの名前。
「えっ!?
・・・もしもし??」
『良かったです…
電源を落とされているのでは無いかと、少し心配でした』
「遠藤さん!?」
『はい、美紀様セミナー会場にいらっしゃいますね?』
「え‥う、うん……」
なんで?
遠藤さんが知ってるの??
『現在地は?』
「えーと…
2階の会場への出入り口前のフロアー」
『では、階段を下に下りて、直ぐ左に曲がって下さい…
真っ直ぐ歩いた場所にVIPスペースがありますから、その前でお待ちしています』
「へっ?
VIPスペース!?
そんな場所にぁたしが行って大丈夫??」
『ですから、その手前でお待ちしています』
「・・分かり‥ました」
何だか意外な展開・・
どうして見付かったんだろう??
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