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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第6章 NASAの敏腕女史-またの名を女同士のバトルとも言う
(これ、かなり面白い!)
試しと質問を入れたけど、直ぐ回答が返って来る。
初めの1回は、判に押したような回答だったけど、2回目からは真面目に回答してくれる気になったみたい。
(・・こういう考え方をするんだ……)
返って来た回答を見て、また質問‥ちょっとだけムキになってる気がしないでも無いけど、こう斬新な考え方って、あまり聞けないから。
「うーん、やるわね」
あの回答に、こう返して来るなんて…
私以外にも、変わり種って居るみたい。
ついつい夢中になって、回答を返してしまう…
こんなのは久しぶり、論戦なんて暫く無かったもの。
「あのー
アンダーソン女史…」
「どうしたの?
こっちは忙しいのに…」
チラッと見ると、オリバーの困り顔…
何かあったのかしら?
「他からの質問なんですが、俺もスタッフも流石に…」
「相手は?」
「あのKIEIです」
「あら…
あっちも、相当変わった考えの持ち主よね…
分かったわ、私に回して」
「お願いします女史」
回って来たKIEIの質問を見ると‥なんだかあの子の質問に似ているような……
「まあ良いわ…
それこそ模範的回答が一番よ」
あのKIEI相手じゃ、私の方が負ける…
だからこその模範的回答。
「後は様子を見てて…」
「はい…」
私の方は、またあの子の回答へ…
模範的過ぎたのか、KIEIからの質問は、あれ1回きりだった、それは良しとしなくちゃ……
勝てないものには手を出さない、これも有効な手段だもの。
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