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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第6章 NASAの敏腕女史-またの名を女同士のバトルとも言う



「くすっ…
じゃ決まりだ、今遠藤が色々手配をしているだろう」


これって……
紀永の作戦勝ち??


こんな事されたら、ぁたしが勝てる訳がないよー


ともかく、漸く腰の腕は離して貰えた…


もう、ドキドキやら何やらで、さっきのソファーに座ってアイスコーヒーを一気飲み‥セミナーより疲れたかも………



「そうだ‥運転どうしよう……」


「ん??」


「みんなに背が低いって言われるから、ついヒールの高いの履いて来たけど……」


脱げば如実に分かる、踵上の靴ズレ…
さっき、遠藤さんからの電話で走ったのが、決定打になってしまった。


これで4時間の運転は、流石に辛いと思う…
馴れない事はするもんじゃ無いわ。



「それは心配要らないと思うよ、遠藤が美紀の車のキーを持って行かなかったかい?」


「うん、持って行った」


「だとしたら、身元確かな代理運転手を探している筈、美紀は私達と一緒に乗って行けば良い」


「・・・・・」


遠藤さん、そういう目的でキーを借りて行ったのかぁ…
今日ばかりは、遠藤さんに感謝しなくちゃ!



「・・・
遠藤さんって、米国でも不自由しなそう…」


「語学力は確かだね…
5ヶ国語くらい話せるんじゃなかったかな?」


「うわー
私でさえ3ヶ国くらいなのに…」


英語、フランス語、中国語、その程度だよぁたし…
遠藤さん、どれだけ語学力確かなの??



「仕事のせいもあるが…
割と子供の頃から、語学力はあったとは思う、遠藤の家は外交官、色々な国へ行くという事情もあったのだろう」


「外交官‥初めて聞いた」


遠くても、血の繋がりはあるのは知っていたけど、遠藤さんの家庭事情までは、流石に知らなかったよ。


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