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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第6章 NASAの敏腕女史-またの名を女同士のバトルとも言う
「な な な ・・・」
突然の事で、頭が真っ白になって、言葉が思い浮かばないし、また茹でタコのように顔が真っ赤になってると思う。
「・・くすっ…
確かに甘味控え目だ…」
ぁたし、半年近く紀永と離れていたせいで、紀永に対する免疫力が落ちてる!?
こんな行動をされたら、心臓が飛び出しそうなくらい、ドキドキが止まらない‥日本に居た時は、此処まで慌てたりしなかったのに??
なんと言うか……
また、紀永に恋した感じ…
ぁたし大丈夫!?
「どうしたの‥美紀?」
「あ‥いや‥そのぉ……」
「随分照れてるね…
顔が真っ赤だ」
頬を指でつつかれて、ぁたしの方は反抗する気力0%、ほぼ固まっている状態。
「私としては、もう少し肩の力を抜いて欲しいね、恋人同士‥だろう?」
ふわっと抱き締められて、ぁたしは紀永のなすがまま‥って!!
「きっ‥紀永!
前に遠藤さん!!」
「見えてないし、聞こえていない…
この車は防弾仕様だから、気密性も高いんだ」
防弾仕様!?
何処の国ですかっ!
って‥此処は米国だった、VIPには防弾仕様車は必須の国…
紀永と一緒で、一瞬忘れてたよ。
違う、忘れるくらい紀永の態度が、日本に居る時と同じなんだ…
米国に来て‥紀永と離れて寂しいと思ってたくせに、ぁたしの馬鹿・・
「・・・紀永・・・」
「ん?」
まだ少し頬は赤いと思うけど、だいぶ落ち着きはした…
本当、乙女心って複雑。
「・・くすっ……」
「・・・んっ……」
そのまま軽いキス…
久しぶりの紀永との……
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