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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第6章 NASAの敏腕女史-またの名を女同士のバトルとも言う



ゆっくりと唇を触れ合わせ、目を閉じれば分かる紀永の唇の感触。


温かくて優しい・・


何度か啄むようにキスを繰り返した後、漸く唇が離れた。



「こういうところは変わらないね…」


「変わる訳無いもの…」


「・・それはそうだ、私の‥美紀……」


「・・うん・・」


何時も通りに、紀永の胸に顔を付けようと思った‥けど、寸でのところで思い止まった。


今までと違い、しっかり化粧しているんだったぁたし。


顔を上げて紀永を見ると、唇に残るぁたしの口紅。



「あ‥口紅……」


「ん・・
ああ、そうか……」


紀永も気付いたようで、親指の腹で、唇に付いた口紅を拭く姿もまた……


あの雨の日に言った通り、ぁたしはずっと紀永に恋している…


紀永も、あの日に言ったように、ずっとぁたしを愛してくれる……


こんな幸せって、なかなか無い‥それは分かってるよ。


だけど紀永は、あの日に言った通りに約束を守ってくれる、ずっと‥日本に居た時と変わらない態度で・・・





流石に、車の中でキス以上の事は無く、楽しく話しながら車はボストンに到着。


掛かった時間は3時間半、ぁたし30分何処走っていたんだろう??


街の中心を抜けたところに、ぁたしとゆーさんが住むマンションがある。


最上階のペントハウスからは、MITが丸見えで、その向こうに中心地の高層ビルの明かりか見える絶景ポイント。


ペントハウスに戻ると、ゆーさんが夕食を作って待っていた…
どうやら、遠藤さんが連絡を入れていたらしい。


遠藤さんとゆーさんは、近くのシティホテルに泊まると、ペントハウスを出て行ってしまった。


という事は、今夜は紀永と2人きり!?


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