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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第7章 遠藤の葛藤と甘い夜-
深夜に編集作業をしているのも、美紀様に対する気遣い…
美紀様本人は、この芝居の事は突っ込んで欲しくない、そんな顔をした時があった‥だから。
そんな会長を見ながら、私は割り当てられた自室へと戻る…
私の自室は、他の秘書や使用人と違い屋敷内。
何かあったら直ぐ対応出来る為と、やはり早乙女筋という事で、2階の一角に作業部屋兼自室がある。
作業部屋は他の秘書達と同じ作り、その続き隣に自室…
広いワンルームながら、バスルームもあり、生活ならこれで困らない。
あの頃は、会長が執務室に籠もっているのを確認しながらも、仕事は終わっているので、自室に引っ込んでいた。
あの動画からの音声を、聞きたく無かったのもある、そして聞いてしまうと……
思い出してしまう、あの画像の美紀様の姿と誘う声…
堪え切れずに、シャワーを出しっ放しにしながら、何度自身でヌいた事か……
冷静になろうと思えば思う程、欲情は付いて回る、自身でヌいて嫌悪感に陥るまで……
そんな最中、偶然にも見てしまった…
会長と美紀様のキスシーン。
急いでいたものだから、ノックして扉を開けるのが早過ぎた…
そして見てしまった、会長が美紀様の唇を奪う瞬間を……
流石に、あの場に居るのは辛く‥だが、必要な話もあったので、部屋から出るに出れなく、私は目線どころか横を向いて固まるばかり。
分かっていても、見るのは辛い…
そして、それを嫌がるどころか、喜んで受け入れる美紀様の姿も……
心が痛いと悲鳴を上げる、何故見てしまったのかという思い…
そして、引かれた線がどれだけ大きいか、痛感する出来事になった。
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