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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第7章 遠藤の葛藤と甘い夜-



無謀なロードレースも一段落し、会長の方が先に執務室の方へ来た。


そこに私は、しっかりと元に戻したカメラ3台を提出…



『編集の方は任せて良いのかね?』


流石にこれには困った、あの動画を見続けたら私は…
自分に自信が無い、だから……



『それですか…
私は編集作業というものは経験した事が無く、上手く編集出来るかどうか……』


こう言うしか無かった。



編集自体は何度もやっている、不穏な動きをする社員を押さえる為に…


本社内、プライバシー空間以外は、至る所に監視カメラが設置してある、普通には分からないように隠して……


それを上手く利用し、何人かの社員を更迭…
そう、美紀様が見つけ出した不正の時も、監視カメラの画像から引きずり出した。


だが、これだけは編集する自信は無い…
編集の前に私の欲情の方が問題、動画を見る度欲情していたら、自制心が保たなくなる‥そう思い編集を会長に託した、私は逃げたのだ。


その後、会長が美紀様が寝たであろう深夜に、編集をしていたのは知っている。


顔色も変えず黙々と、多分時間‥私が止めた事でかなり短い時間になってしまったのを、どう編集するか……


会長が、この動画が流れている間に、吉田春夫に畳み掛けようとしているのは想像出来る。


一番効果的に…


会長はそう言った、だから手加減無く、吉田春夫を潰しに掛かるだろう事も想像が付く。


本気の‥早乙女会長としてなら、負ける相手は居るのかと思う程強い。


戦略戦術・経営経済
どれを取っても、私は会長が負けたところを見た事が無い‥ただの一度も……



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