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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第7章 遠藤の葛藤と甘い夜-
余計な思いに捕らわれずに済む…
私もほとほと仕事体質らしい。
「食料品以外……」
「無理して考え無くても構いません」
「そうですね…
普通に洗剤とか調達出来ませんか?
どうも米国は種類が少ないし、落ちも悪いんです」
「洗剤…
衣類とか食器とか?」
「はい、その類いですね…
日本程充実していないんです」
「なるほど……」
確かに洗剤とか、そういう関係は種類が少ないと記憶にはある。
子供の頃の海外経験の記憶だが……
「商品の指定とかは?」
「屋敷で使っているので十分です」
「それなら直ぐに用意出来ます、一通り送りますから、後は好みに合わせて下さい」
「はい、何とかします」
後は何となく酒を飲み…
仕事関係以外、彼女‥新島さんとは話す事はあまり無い…
最近こそ、こうして日本から送る為に連絡を取り合ってはいるが、必要最低限の会話程度。
「・・意外にお酒も煙草もだったんですね」
「え?
ええ‥煙草は殆ど吸いません、たまにこう‥遊び程度ですか…」
「吸わないと思っていました…」
「あまり人に見せた事は無いので…」
本当に、1人の時くらいしか吸わない…
しかも、吸わない日の方が多いとは思う。
「私は煙草は駄目ですが、お酒‥特に日本酒ですね…
半分は仕事だったの」
「仕事??」
「利き酒‥聞いた事はありませんか??」
「あります…
洋食のソムリエみたいなものだと…」
「料亭の和食懐石ですから、利き酒も覚えなければならないんです…
利き酒も少し少しと言いながら、何時の間にか強くなっちゃうんですよ」
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