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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第7章 遠藤の葛藤と甘い夜-



話は少し戻り・・・



「・・・
此処からの景色も綺麗だね」


「うん、MIT全景が見えて、遠くに中心地の高層ビルの明かり…
夜は綺麗だよ、これも全て紀永のお陰」


「私はサポートしか出来ないからね…
この程度なら簡単な事だ」


紀永にしてみればそうなんだろうなぁ…
このペントハウスも数年単位で借りてるって言うし、生活に必要な物は全て紀永が出してくれる、何の躊躇いも無く。



あまりお金の話はしたく無いけど、MITの学費は数百万…
普通奨学生制度や、企業の研究に携わり学費を浮かしているのが一般的。


ぁたしの場合、紀永が全部出してくれているから、そういうところの心配は無いし、毎月決まった金額の入金がある‥これがまた凄い額だけど。


その他に、日本に居る時20才になったからと、米国はカード社会という事でカードを作り、これがほら紀永と東京で遊んだ時、紀永が持っていたカード‥あれと同じ、勿論早乙女美紀で登録しているから。


20才の大学生が、そんなのを使うのは少々キツい、という事で必要最小限用のお財布を別に持って、MITに通っているのが今の現実。



「そう、ゆーさん夕ご飯作って行ってくれてる」


「ああ、そうだったね、冷めない内に食べようか?」


「うんっ!」


今日もしっかり和食…
ゆーさんは、ぁたしの好みも、紀永の好みも把握してるから好きな物ばかり並んでる。



「こっちに来て純和食とはね、流石に私も思っていなかったかな?」


「基本和食だよ?
外だと、アメリカンサイズが大変だもん…
学食のハンバーガー1つでも苦戦してるのにな私は…」


「確かに量は多いね…
アメリカンサイズは私でも困る」


「でしょう!
紀永が困るんなら、私なんてもっとだよ」


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