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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第7章 遠藤の葛藤と甘い夜-
「じゃ、何時も此処で?」
「それが、朝はパンだけだし、昼は学食…
夜だけ此処でしっかりと食べてる」
相変わらず朝早いので、パンをかじってペントハウスを出、昼は学食をシェア、夜は帰って来れるから、ゆーさんの手作り。
たまに帰って来れない時もあるけど、そういう時は仕方無く学食で済ます。
「私より忙しそうだ」
「暇はあまり無いかな?
今日のセミナーに行くのにも、かなり前倒しでやって漸く2日開けたんだし」
「と、言う事は明日は休みかい?」
「一応は…
ニューヨークから帰れなかったら困るから、1日多く取ってた」
美味しい味噌汁を一口飲みながら、ちょっとだけ溜め息。
紀永に会えなかったら、ぁたしは本当にニューヨーク泊まりだったと思う。
足の靴ズレ…
思ったより酷いみたい、勿論帰って来てから、一番最初に薬塗ってから湿布中。
「紀永は??」
「私も明日は予定は無いよ、元々セミナーが主目的で、後はこっちでのんびりしようと思っていたからね」
「・・それって計画犯って言わない紀永??」
「さあ……」
絶対、セミナーって名の計画犯だ…
本当の目的はこっち、ぁたし的には嬉しいよ、わざわざ紀永が会いに来てくれたんだから。
「夕食を食べ終わったら、夜景が見たいね」
「この季節なら、日は落ちてるよ」
「勿論、美紀と一緒に…」
「・・・・・」
どうして、素でこういう言葉が直ぐ出で来るんだろう紀永って…
その度にドキドキしているぁたしが居る。
こういうところの学習能力は0みたい。
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