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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第7章 遠藤の葛藤と甘い夜-
「またゆっくり書けば良いのだよ」
「うん、分かってる…
日本に戻れば、機会はあると思うから」
穏やかな時間…
紀永はこういう風に、穏やかで安らげる時間を作ってくれる。
気を使ってくれているのか、紀永自身の性格なのか、こういう時間に持っていくのが上手い。
"ピピ・・・"
「ん?」
「メールだわ」
もう、せっかくの時間に……
仕方無く、パソコンに向かってメールを開いたら…
「・・・??」
どういう事‥これ??
「どうしたんだい?」
固まったぁたしを見て、不思議に思ったのか紀永まで……
「「クロエ・アンダーソン」」
つい、2人口を揃えて言ってしまう…
その前に、なんでメールが入って来たのかが問題だけど。
「ぅわ…
めっちゃ勧誘、それも明日MITに来るって…」
「随分強引だな…
普通NASAがと言うか、NASAの研究者が学生1人の為に動く事は無いと思うがね」
「メール自体は分かるよ、セミナーの内容が知りたくてアクセスしたから追われたとは思う…
でも、紀永の言う通りMITを通さず直接なんて、ちょっとおかしい」
普通NASAでも大学を通すのがルール、それなのに直接来るなんて…
「・・・
あまり良い感じはしないね…
クロエ・アンダーソン、確かNASA内でも優秀だが、かなり破天荒だとも聞いた事もある……
これはNASAを通さず、勝手に動いているのでは無いか?」
優秀・破天荒…
天才となんとやらは‥ってやつ!?
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