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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第7章 遠藤の葛藤と甘い夜-
「1日だけの話…
それより休みの方が楽しみかな、私に取っては……」
「休み‥取れるの?」
こう、呑気そうに見せているけど、紀永だってかなり忙しい…
早乙女グループ会長だもん、なかなか休みなんて取れない、それは1年早乙女邸で暮らした、ぁたしが一番よく知っている。
「作ろうと思えば…
今までは必要が無かったから、社の休み以外に休みを入れなかっただけ、夏なら休みを取って行きたい場所がある」
「行きたい場所??」
紀永のそういうのって、あまり聞いた事が無い。
「少し遠いが、南日本に別荘がある…
夏なら、海側だから景色が綺麗だ」
「本当!?」
南の夏の海…
行って見たい!!
「その為にも、お互い休みを作らないとね」
「うん!
絶対に休日確保する、何が何でも休むよ私」
「くすっ…
日本に戻って来たら、美紀の好きな夏の海に行こう、約束だよ・・・」
「うん、約束……」
紀永と夏の海、絶対行きたいもの…
約束、ちゃんと守るから、絶対だよ紀永。
その後も、紀永はずっと抱き締めてくれて、夜中のボストンの夜景を2人で眺め…
まさかの米国の2人きりの夜は、一緒のベッドで屋敷みたく手を繋ぎ、紀永のぬくもりに包まれながら、久しぶりに2人心穏やかに眠った・・・
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