この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第2章 東大合格‥したけれど?
とんでもないはとんでもないけど、とんでもないの意味が少し違ったよう。
「要するに、私の実力次第って事なのかな?」
「そういう事になるね…
ただし、そう簡単に推薦書を書いてくれる人物でも無い‥それだけは理解しておくように」
「う‥うん……」
ぁたしの知らない内に、凄い事になっている気が…
でも、そんな博士の推薦書が取れたら、紀永の言う通りポイントは高い。
「でも、推薦書は2つ必要……」
「1つは、あの東大教授で十分じゃないかな?
1年‥美紀の家庭教師をしていたんだ、美紀の実力を誰よりも知っているよ」
「そっか…
そうだよね……」
はっきり言って、家庭教師の内容は東大受験以上、殆ど修士課程の難問ばかりだった。
初めは、東大合格レベルに合わせようとしていたらしいんだけど、途中から考えが変わったらしい。
家庭教師という個人の勉強だったけど、実は政経学修士課程の勉強を殆どやってしまった。
「後、ボストンの方の手配は私に任せて欲しい」
「え?
寮生活じゃ……」
まだ入れると決まった訳じゃ無いけど、MITは寮制だってのは知ってる。
そりゃ寮以外から、大学に行っても構わないが、殆どの学生は寮生活の方を選ぶって……
「寮生活も悪くは無いとは思うがね…
もう少し自由の方が良いだろう??
今、MIT近辺の物件を探しているから、それと車も必要だよね?」
「まあ……」
やっぱり、とんでもない事になりそうな予感・・
これが泣ける程に的中するとは、この時のぁたしは、そこまで思っていなかった。
・