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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第2章 東大合格‥したけれど?



とんでもないはとんでもないけど、とんでもないの意味が少し違ったよう。



「要するに、私の実力次第って事なのかな?」


「そういう事になるね…
ただし、そう簡単に推薦書を書いてくれる人物でも無い‥それだけは理解しておくように」


「う‥うん……」


ぁたしの知らない内に、凄い事になっている気が…
でも、そんな博士の推薦書が取れたら、紀永の言う通りポイントは高い。



「でも、推薦書は2つ必要……」


「1つは、あの東大教授で十分じゃないかな?
1年‥美紀の家庭教師をしていたんだ、美紀の実力を誰よりも知っているよ」


「そっか…
そうだよね……」


はっきり言って、家庭教師の内容は東大受験以上、殆ど修士課程の難問ばかりだった。


初めは、東大合格レベルに合わせようとしていたらしいんだけど、途中から考えが変わったらしい。


家庭教師という個人の勉強だったけど、実は政経学修士課程の勉強を殆どやってしまった。



「後、ボストンの方の手配は私に任せて欲しい」

「え?
寮生活じゃ……」


まだ入れると決まった訳じゃ無いけど、MITは寮制だってのは知ってる。


そりゃ寮以外から、大学に行っても構わないが、殆どの学生は寮生活の方を選ぶって……



「寮生活も悪くは無いとは思うがね…
もう少し自由の方が良いだろう??
今、MIT近辺の物件を探しているから、それと車も必要だよね?」


「まあ……」


やっぱり、とんでもない事になりそうな予感・・


これが泣ける程に的中するとは、この時のぁたしは、そこまで思っていなかった。



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