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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第2章 東大合格‥したけれど?
夕食……
ゆーさんが出したのは、本格的な懐石料理…
勿論日本食‥それも懐石料理は、ゆーさんの一番得意とするところ。
ゆーさん曰く……
「お目出たい日なんですから、古典的な懐石料理…
お祝いの意味もあるんですよ」
との事……
確かに、お正月に御節とか、お目出たい日には日本食が合うと思う。
それに、ゆーさん達にはまだ話してはいないけど、留学したら暫くは日本食なんて食べれないと思う。
だから本格懐石が、ちょっとだけ嬉しいかも。
「んー
美味しい!」
一品一品こだわりの逸品、流石ゆーさんが腕に寄りを‥って言ってたのが分かる。
「懐石は私も久しぶりだね…
仕事として料亭に行く事はあるが、話ばかりで料理は手付かずの方が多いから」
「なんか勿体ないー」
「多少はそう思うが、仕事話が優先になってしまう事が多いのだよ…
こればかりは仕方ない」
「そうだよね…
仕事だもん……」
紀永にしてみれば仕事の内、料亭に遊びに行く紀永でも無い。
「そう…
美紀の合格祝い、私も考えたよ」
「へ?」
紀永の事だから、またとんでもないのが・・
「ハーバードに私の知り合いの博士が居る、そこに連絡を付けてね…
MIT受験まで、美紀のサポートをしてくれるそうだ」
「ハーバードの博士!?」
「コンピューター学の博士で、世界でも有名なんだが、中々ハーバードから出る気は無いらしい…
丁度良いと思わないかい、推薦書の事もある、あの博士から貰えれば、かなりポイントは高い」
なる程…
その博士に付いて、推薦書を勝ち取れと紀永は言いたいらしい。
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