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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第11章 早乙女会長のお嬢様
この時間に起きても、やる事はあるのよ…
基本暇だったらとは言って来たけど、こう朝まで時間があったらね。
「うーん…
4時だから20時、流石に帰っているよね」
だから、持ち込んだタブレット端末だけ開く、中身は米国の方…
極力と言うか、仕事は入れるなと念を押して来たけれど、どうしても外せない用件だけ、こっちに回してとは言って来ている。
「・・・
特に急ぎは‥‥‥‥‥あった‥はぁ・・・」
ただの承認だけだけど…
「??
これ‥私戻ってからじゃ……」
そう聞いていたのに?
内容を良く読んだら、なるほど会議が早まったんだ、だから参考とばかりに置いて来た書類の承認依頼。
「内容不足じゃ無かったよね?
ついでだから、置いて来た本文も載せてくれれば良いのに…」
ちょっと独り言的文句を言いながら、お酒を片付けたついでに持って来たアイスコーヒーに手を伸ばす。
「うわっ濃いっ!
フランスって中東系だった??」
ずっとアメリカンだったから、物凄く濃いと感じるのかな?
「うーん…
大丈夫‥かな??」
承認の方向で文章を作成し送信!
後は本当に今すぐ必要って感じじゃなくて、ただの連絡事項…
結構忠実に入れてくれてるみたい。
「・・・
これ読んでいたら朝になるかな?」
広い部屋の中で1人、でも紀永を起こしたく無い。
「・・言い‥そびれちゃった・・・」
機会はあったのに、ぁたしが躊躇った‥本当に今で良いのかと・・
「7日間…
言えるかな私?」
米国に居る内から準備したのに、いざとなると抵抗が…
そうだよね、ずっとそうして来たんだもん、抵抗があるよ。
でも、ぁたしのたった1つの願いの為、覚悟を決めて紀永に言わなくちゃ‥‥1つだけ聞いて欲しいお願いの為に‥半分はその為に日本に来たんだから・・・・・
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