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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第12章 思惑交差のパーティー
「相手の男…
社長が気楽そうに話していたのから考えて、本筋に近いんじゃないかしら?」
「愛鈴‥まさか!?」
一緒に居るのも、ぁたしと同じ早乙女の超遠縁組…
早乙女というより、パパの仕事関係で良く香港で一緒になる‥でもこっちは引っ込み思案。
そりゃあ‥ぁたし見たく美貌もスタイルも抜群ならともかく、本当に普通だもの自信が無いのよね‥クスクス……
「パパに言われたもの、なるべく本筋に近いのとお近付きになれって…
まだ若そうだし、それに良い男‥ぁたしに相応しいと思わない?」
「だからって…」
男なんて、ぁたしに掛かれば、みーんな言いなり…
香港で一流家庭の男なんか選り取り見取り、毎日替えても次々寄ってくるわ、それも皆良い男ばかり。
この美貌ですもの、落ちない男なんていない…
みーんな鼻の下を伸ばして、ぁたしのこの磨き上げた玉肌を求めて来るわ。
「ふふ…
あの男に決めた、渋くて良い感じ……」
「愛鈴、今日は不味いでしょう」
「何言ってるのよ、今日みたいな日がチャンスなのよ、早乙女一族の殆どが揃っているんだもの‥じぁあ行って来るわ」
「あっ・・・」
止めても無駄よ、もう決めちゃったんだもの…
ぁたしはボーイからシャンパングラスを2つ受け取り、壁に寄り掛かっている男に近付く……
「・・隣‥宜しいかしら?」
「・・・
どちらでも・・・」
チラとぁたしを見ただけ…
それだけ?
もっとリアクション無い??
このぁたしが誘っているのよ!?
「丁度グラスを2つ持っているの…
1ついかがかしら?」
「いや‥先ほど貰ったばかりでね…
そちらが2つ飲めば良い」
意外につれないわね…
それならそれで作戦を変えるわ!
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