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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第14章 過去との再開



「・・・
もう‥倉原美紀に戻れないのにね・・・」


今のぁたしは早乙女美紀‥


あの夜学にいた倉原美紀は居ないんだ…
寂しい気持ちもあるけれど、戻る事は出来ないし戻る気も無い。


唯一事情を知っている桜に会えただけで十分、後は会う事は無い‥そう思う…
ぁたしの方の居場所が変わってしまったから・・



「そう連絡しなくちゃ」


終わったら迎えに来てくれるって紀永が…
この場所じゃ分かりにくいので、途中の駅まで移動。


あの頃、夜学が終わってから着替えていた駅…
此処は変わって無いなぁ……



「もしもし…
今、駅に居るの……」


『駅ね…
15分くらいで着くよ』


「分かった、待ってる」


連絡を簡単に済ませて、ぁたしは駅側の自販機に…
夜学が終わったら、毎日缶コーヒーを買っていた場所・・・



"ガコンッ!"


つい1本買っちゃった…


毎日こうしていたんだよねぁたし、今じゃ缶コーヒーすら飲まない、やっぱり変わったよ。


近くのベンチに座って、久々の缶コーヒー‥
あの頃は昼じゃ無くて夜だったけど・・



(思ったより人通りがある・・・)


ぁたしは日中のこの場所に殆ど来た事が無い、早くても夕方で、日常的に夜から深夜ばかり。


もしかしたら、午前中に来たのは初めて?


お馴染みの場所のつもりが、実は全然知らなかった…
ぁたしが、この辺りを歩いていたのは、半年くらいの間だけ。


倉原の家はこっち方面じゃ無いし、紀永と再会後は駅を利用していない。


本当に短い間の話、夜学に入ってから、夜遊びをしていた半年に満たない時間だったんだ。



(今日は色々気付かされるみたい・・・)


久々の日本だからなのか、桜に会ったせいなのか、今まで全然気付かなかった事に目がいく…


結局のところ、紀永が駅に到着するまで、ぁたしは1人夜学時代の事をボーっと考えていた。


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