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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第3章 海外留学



出された料理もそつなくこなす…
敢えてマナーが面倒なフルコースにしたのだが、どうやら私の取り越し苦労だったようだ。


何ににでも対応出来るのが、美紀というところ…
心中は計り知れないが、これならば早乙女の中でも上手くやっていけるだろう。



「デザートは?」


「・・いえ、出来たら紅茶を……」


「構わんが…」


考えて見れば、美紀がスイーツというのも、あまり見た事は無い。



「デザートは嫌いかね?」


「そうでは無いわ…
極力食べないようにしているだけ」


「気にしなくても良いと思うがね」


「さあ・・・」


出された紅茶を一口飲んで、また窓の外を眺め出す。


私から見ても、まるで別人のよう…
そう簡単に、こんな事は出来ないと思うが何故?


美紀のこの変わりように、不自然さを覚える。




一通り食事が終わり、ホテルから出ようと思ったら、意外な人物に出逢った。



「珍しいな…」


「ああ…
たまたまだが…」


「しかも女性連れとは…
そっちには、まるっきり縁が無いと思っていた」


「縁が無いのは認めるがね…
彼女は私の娘だよ」


全くこの叔父は……



「ほお…
前々から話だけは聞いていたが、正式に籍を入れたんだったか…」


「・・はじめまして、早乙女美紀です」


「はじめまして、俺は早乙女朔夜…
これでも会長の叔父に当たる」


こんなホテルの中で説明か・・



「叔父甥の関係だが、グループでは現社長職で、早乙女派の筆頭とも言われている、公私共に多少口が悪いのが玉に瑕だがね」


「くすっ・・・」


「口が悪いのは昔からだ、それを分かっていて俺を社長職にしたのだろう?
ああ‥すまん、お嬢さんに取っては多少遠くはなるが、会長の娘さんなら俺を叔父と思ってくれて構わない」


「はい、ありがとうございます」


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