この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第15章 憩いと1つの願い
余韻を楽しみながら、絡まる指を離す事は無い…
行為の時だけ指にしている、紀永のペアリングとロングチェーン。
このペアリングを貰ってから、こうしてチェーンに指を絡ませるのが好き、だってこの時しか首に掛けてあるチェーンを外さないから。
「・・お願い聞いてくれてありがとう・・・」
「いや…
私もこうしたいと言う願望はあったんだ…
だが、それを無理に美紀に押し付ける気は無い‥そう思っていたが、まさか美紀の方が此処まで悩んでいたとは‥‥そう気付けなかった私も・・・」
「妊娠の可能性‥それは分かってる、ゴムでもピルでもごく僅かに可能性がある事も…
だけど、好きな人を直に感じたいと言う心もあって、ずっとどうして良いのかって思ってた」
ぁたしの素直な気持ち…
本当は一度紀永に拒否された頃から、ずっと思っていた事。
紀永は絶対に譲らないんじゃないかって…
だからお願いなんて方法を取った、ちょっとズルいよねぁたし。
「・・・・・
美紀のお願いだからね、聞かない訳にはいかないだろう?
それに・・・」
「それに??」
「・・・
私も美紀を直に感じる方が良い…」
「紀永・・・」
「流石に毎回は無理だが、美紀の体調次第‥かな?
後、ピルの問題もある」
そうだよね、嬉しい紀永の言葉に一瞬忘れそうになったけど、この強力ピルは1度きりの約束。
「今使ってるのは、これ1回きりだから…
先生にでも相談して見ようかな?」
「また処方して貰うのかい?」
「出来たら・・
でも、何か無い限り極力使わないようにはするし、紀永の同意が無ければ使わない…
今の私には、紀永以外には必要の無い物だもの」
・