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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第3章 海外留学



「美紀の場合はね、キーボードを操るのが流れるような動きなのだよ…
まるでピアノでも弾いているように……」


「そうかな?
私は普通だと思ってるんだけど…」


「男女差もあるが、こう綺麗にタップする仕草を見る事は少ない…
止まらず流れるように、見ている方も気持ちが良い」


「んー
殆どキーボードを見ていないから??」


「それもあるね」


モニターに集中して、キーボードはあまり見てないのは確かだけど…
ぁたしなりに、キーボードとマウスの固定位置はある、だから殆ど見ないでモニターに集中出来る。


これは個人差だと思うよ??


モニター1台、端末1つとは限らない…
今も3つ同時、だからこその自分なりの固定位置、これが一番効率的に操作出来るから。



「・・これでラストかな?
殆ど問題無かったね」


「入れる前にテストとチェックはしているが、更新して見るまで何が起こるか分からない…
たまにセッションが合わない事も……」


「それでも少ないよ?
私が直したの数ヶ所だもん」


「まあ……」


紀永が作ったんだから、不具合が少ないのは当たり前、本人か追加更新してるんだから。



「でも会社にシステム課ってあるんでしょ?
そっちでチェックしないの??」


「勿論あるが、管理権限を持つのは一部でね…
普通は一般の社内システムしかアクセス出来ない、IT企業だから区分とセキュリティーは高いんだよ」


「なるほど……」


今ぁたしがアクセスしてるのは、社内の管理システム、これの他にシステムの中核ホストシステムがある。


此処、紀永の執務室は何処にでもアクセス出来るけど、社内は全く違うみたい。


IT企業だもん、外部内部セキュリティーは高いのかな?


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