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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第5章 困った(?)私生活



「・・・紀永??」


何時もと違う私のやり方に、美紀も戸惑っているようだ。



「・・少しでも長く‥そう思ってね…
暫くこうして美紀に触れる事も出来ないだろうから・・」


「それは・・・
うん‥私も少しでも長く、紀永と繋がっていたいよ」


1分1秒でも長く、美紀とこうして繋がっていたい‥そう思ったからこそ、過ぎないように加減していた。



「ゆっくり‥ね?」


「うん‥‥‥」


素のまま優しく笑い、美紀の手に指を絡め、キスし合いながら、過ぎない程度に美紀を責める…
私の方も高まり過ぎないように、自身を抑えて・・


渡米してしまえば、私は美紀が帰国するまで会える可能性は低い。


その思いが、私をこんな行動に突き動かした…
少しでも長く心にも身体にも刻み込む‥お互いの心と身体に……



「んっ‥はぁぁん……」


穏やかな抽挿に甘い喘ぎ声、これだけでも十分に身体は気持ち良く、更にキスし合う事で、感情ばかりが高まる。



「美紀‥辛くないかい?」


「うんん…
紀永優しくて気持ち良い……」


性的欲求の快楽とは少し違う、心をも1つに繋がりたい‥精神的欲求と言った方が良いのか?


どうやら美紀も同じ心境らしく、揺らぐような律動だけだというのに、気持ち良さそうに柔らかく目を細め、指を絡め返して積極的にキスを返してくれ……


たゆたうような快楽…


離したくない思い…


全ての思いを込め、朝方近くまで美紀と繋がり続けた・・・



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