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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第6章 NASAの敏腕女史-またの名を女同士のバトルとも言う
各席全てに端末付き、資料に入っていた説明を読んだら、セミナー中はこの端末で好きに質問して良いらしい。
それだけ向こうも自信があるって表れ、流石NASAこういうところは抜かり無いなぁ…
(やっぱり私も質問してみたいし…)
こんな国際級のセミナーなんて、ぁたしだって初めてだもん、興味は山ほどある。
今日のセミナーの発表テーマは3つ、どれもぁたしがテーマにしている分野、それだけに高水準のNASAだと思うと期待してしまう。
ぁたしの知らない何かは無いのか‥と……
(そろそろ人も沢山入って来た)
前を見れば、出席者が続々と入って来ている…
リチャード博士の姿もあるし、後知っている博士や企業のプログラマーとか。
論文を発表してから、こういう人達との会話が多くなった…
直接‥とはいかないまでも、ネット経由とか手紙とか、企業の技術提携に携わるようになってからは更に増え、今ではかなりの数になってる。
(・・・・・あっっ!!)
最前列‥確か殆ど来賓扱いだと思った場所に…
やっぱり見間違いじゃ無かった・・
(・・米国に‥来てたんだ‥‥紀永・・・)
忙しそうに挨拶を交わし、1人が終わったらまた1人と、挨拶が終わる事は無い。
(やっぱり凄いなぁ…)
ぁたしからは、前だからはっきり見えるけど…
向こうからは、最後尾のぁたしなんか気付いてもいないと思う。
これが今のぁたしと紀永の実力差…
こうして見てみると、どれだけ立場が違うか嫌な程分かってしまう。
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