この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第6章 NASAの敏腕女史-またの名を女同士のバトルとも言う
受付フロアーも人でいっぱい…
世界的に有名な人も来てるから、企業系で言えば秘書さんとか、学術系で言えば教授か修士さんとかが、付き人として連いて来ているだろうし、ボディーガードを連れているのも……
150名のセミナーだけど、実際会場は単純計算でも倍以上の人数、中に入れるのは150名だよ、後はお付きの待機組。
漸く受付を済ませ、貰った資料の中から会場案内図を取り出し、ぁたしの割り当てられた席は‥2階の出入り口から入った最後尾、逆に分かりやすくて良いや。
(・・早く来過ぎたかな?)
こういう場所の場合、あまりウロウロするのも失礼に当たるし、とりあえず渡された資料を見ながら、入って来る人を見物する事に……
最後尾だもん前は丸見え、思ったより良いポジションだと思う。
やっぱり気になるから・・・
「渡された資料です」
「ああ……」
受け取り資料をザッと眺めても、仕事的に役に立つかどうかと考えたら、かなり怪しい限り。
だが、たまにこういう場所に顔を出さないと、横の繋がりが保てない‥全く面倒な事だ。
「後30分程で時間ですが……」
「そうか…
顔繋ぎも兼ねて、少し早めに会場入りするかね」
「分かりました…
後の事はお任せ下さい」
「ああ……」
気の無い返事にもなる…
技術分野は個性的な人物も多く、顔繋ぎも面倒になる事もしばしば。
そう思うとMVP用の個室で少々力を抜いても、誰も文句は言わんだろう。
徐に立ち上がり、資料を持って会場へ…
まあ‥予想通りだったが……
・