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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第6章 NASAの敏腕女史-またの名を女同士のバトルとも言う
セミナーが始まった…
紀永の事は一旦置いて、今はセミナーの内容に集中したいと思う。
(・・全てが目新しいって訳でも無いのか…)
半分以上は、ぁたしでも出来る事‥期待していたのに少々残念・・
(・・次は‥軽量化に付随する・・・
発案者は女性なんだ)
米国は、日本より女性進出率は高い、NASAにそんな女性が居たって良いと思う…
うん、絶対良い、グローバルな世界だもん、男も女も関係ない‥能力が全て。
多分、発案者の代理と思われる男性が壇上に上がり、研究の説明を始めた。
(・・今までのより、期待出来そう)
内容も斬新さを取り入れて、普通と別視点から見ているし…
(でも、今のままじゃ上手く合わないかも?)
ふとした疑問…
まだ研究途中だからかも知れないけど、これじゃ既存プログラムに合わない。
「・・・・・」
目に付いたのは、目の前の端末・・
(・・質問してみようかな??)
この際だもん、使わない手は無い…
回答が来るかどうかは分からない、でも質問くらい良いと思う。
「・・・・・」
研究内容を聞きながらも、指だけは端末の上で素早く動く…
疑問の答えが欲しいから・・・
「・・・
あら??」
「どうしました女史?」
セミナー会場の壇上裏…
端末を使った質問形式にしている為、部下を壇上に上がらせ、私自身は端末の方に回っていたのだけれど……
「面白い質問ね…」
「・・これですか?」
「ええ…
端末No.から見れば学生ね……」
「ほう……」
隣で、何時の間にか取り出したのやら、小さい双眼鏡で人物の確認をしているよう。
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