パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 オーディション

朝比奈ゆい（15）はアイドルを目指しており、この日は某アイドルグループの最終オーディションに残っていた。顔とスタイル双方において完璧すぎるほどであった彼女は、優勝候補として周囲の注目を集めていた。しかし、彼女 には唯一にして最大のコンプレックスがあったのだ。

それは、、へそ。
彼女のへそは、多くのモデルがそうであるように綺麗に窪んではいなかった。へその底にはしわだらけでだらしない肉片が鎮座しており、それは横から見ても分かってしまうくらいピョコっ飛び出していた、、いわゆる出べそだったのだ。最終オーディションを前に、ゆいは逃げ出したいほどの羞恥と恐怖に襲われていた。最終オーディションは水着審査だったのだ。もちろんビキニ姿での登場であり、それはつまり彼女の最大のコンプレックスを審査員や、多くの観客の前に晒すことになるのだ。その恥ずかしさといったら…でべそが減点対象になるかどうか以前の問題であった。ゆいは、いままでひたすらでべその存在を隠し続けてきたのだ。体育のときはちゃんとおへそが見られないように細心の注意を払って着替えていたし、プールに行ってもビキニなんてもってのほかで、ちゃんとおへそが隠れる水着を買って着ていたのである。それを吹っ切って、自分恥ずかしい部分をみんなの前でさらけ出すほどの勇気をゆいは持ち合わせていなかった。

しかし本場は刻一刻と近づき、ゆいは逃げ出したい気持ちと必死に戦いながら未だに解決策を見出せないでいた。「朝比奈さん！！そろそろ出番です！水着に着替えてください〜！」「は、はいっ！」元気に答えたものの、ゆいはパニック状態だった。（なんとかして、おへそが見られないようにしなきゃ…！）必死に考えた結果、ゆいはあろうことかビキニのボトムをへその上まで隠れるくらい深く履く、という策にでた。ボトムが浅くないビキニを素早く選んで着替えると、へそが出てしまわないように注意しながらスタンバイに入る。