この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
【寝取られ】喰われる彼女 亜紀
第16章 【寝取られ】喰われる彼女 亜紀(16)
たぶん10分か15分くらいずっと抱きしめていたと思う。

それから、俺達は今度は手を繋ぎながら歩き始めた。


「あ~なんか信じられないなぁ、俺が亜紀ちゃんの彼氏になれるなんて。」


「私も、直樹君の彼女なんて、夢みたい。」


「俺が今日凄く緊張してたの分かった?」


「うん、でも私だって緊張してたんだからね?好きな人とデートなんて初めてだったし。この洋服選ぶのだって凄い時間掛かったんだから。」


「そうだったんだ、俺はもうなんかいっぱいいっぱいで……。」


「フフッ、あのグループの事全然知らないのに話合わせるので大変だった?」


「ハハッまぁそうかもね。ていうかいつ分かったの?俺の嘘。」


「うーん前々から不自然な感じはしてたんだけど、ライブの時の直樹君、全然ステージの方見てなかったから、それであ~興味ないんだなぁって。」


「じゃあ気付いてたの?俺がどこ見てたか。」


「……うん、気付いてたよ。私、直樹君の視線が気になってライブ集中して見れなかったもん。」


「そ、そっか、ごめん。じゃあまた来日したらもう一度2人でライブ見に行こうか?」


「ん~次はいつ来日してくれるか分からないよ。もう来ないかもしれないし。」


「そうなんだ……じゃあどうしよう、何かで穴埋めできる?今日の分。」


「フフッ、穴埋めだなんていいよ。今日は楽しかったし、今はこうやって直樹君と一緒にいるし。それに私本当にどこだって良いんだよ?直樹君と一緒なら、どこに行くのだってライブより楽しいと思う。」


「亜紀ちゃん……お、俺も亜紀ちゃんと一緒なら、楽しいと思う。」


「フフッ、ねぇ直樹君、私の事ちゃん付けじゃなくて、亜紀って呼んでほしいなぁ。」


「亜紀?」


「うん、その方がなんか、直樹君の彼女になったって感じがするし。」


「じゃあ俺の事も直樹って呼んでよ。」


「うん、直樹……わぁ、ちょっと恥ずかしいかも。」


「まだ慣れないね。でもなんか良いね、亜紀の彼氏になれた感じがする。」


「うん。あ~なんか幸せ。恋人がいるってこんな感じなんだ。」


俺達はその夜、そんな浮かれた会話をずっとしながら夜の長い時間を歩いた。

そして「ずっとこのまま手を繋いでいたいね」と、2人で言っていたんだ。

そう、ずっと2人で一緒にいようね、と。

ずっと一緒に。
/100ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ