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【寝取られ】喰われる彼女 亜紀
第25章 【寝取られ】喰われる彼女 亜紀(25)
「お、亜紀ちゃん、どうだった?直樹電話に出た?」
「出ませんでした。まだ寝てるのかな……そういえば直樹、薬飲んだから朝まで寝るって言ってたから。」
「へへ、そっか。まぁ薬飲んで寝てるなら電話鳴ってても起きないだろうね。」
「そうそう、それに折角寝てるのに起こしちゃマズいよ。」
「亜紀ちゃんの彼氏、治りきってないのに無理して倒れちゃったんだろ?今日は朝までぐっすり寝かせてしっかり治した方が良いよ。」
俺は牧原達の上っ面だけの言葉にイラッとしたが、亜紀はそれに対して「そうですよね。」と答えていた。
確かに俺も亜紀が出て行くときにそう言った。薬を飲んで眠いし、しっかり治したいから朝まで寝ていたいと。
そして牧原達と遊んでこい、俺もその方が都合が良いからと、言い放った。
俺は詰まらない嫉妬で機嫌を悪くして、俺を心配してくれていた亜紀に冷たく当たったんだ。
それはたった数時間前の出来事だ。亜紀も今、その時の俺の態度を思い出しているのかもしれない。
あんな態度を取られて、嫌な気分にならない人間なんていない。
そう考えたら、余計に電話し辛くなってきた。
病気して迷惑かけて、勝手に嫉妬して機嫌悪くなって突き放して、そして今度はやっぱり帰ってきてほしい、だなんてな……自分勝手な彼氏だよ。
「出ませんでした。まだ寝てるのかな……そういえば直樹、薬飲んだから朝まで寝るって言ってたから。」
「へへ、そっか。まぁ薬飲んで寝てるなら電話鳴ってても起きないだろうね。」
「そうそう、それに折角寝てるのに起こしちゃマズいよ。」
「亜紀ちゃんの彼氏、治りきってないのに無理して倒れちゃったんだろ?今日は朝までぐっすり寝かせてしっかり治した方が良いよ。」
俺は牧原達の上っ面だけの言葉にイラッとしたが、亜紀はそれに対して「そうですよね。」と答えていた。
確かに俺も亜紀が出て行くときにそう言った。薬を飲んで眠いし、しっかり治したいから朝まで寝ていたいと。
そして牧原達と遊んでこい、俺もその方が都合が良いからと、言い放った。
俺は詰まらない嫉妬で機嫌を悪くして、俺を心配してくれていた亜紀に冷たく当たったんだ。
それはたった数時間前の出来事だ。亜紀も今、その時の俺の態度を思い出しているのかもしれない。
あんな態度を取られて、嫌な気分にならない人間なんていない。
そう考えたら、余計に電話し辛くなってきた。
病気して迷惑かけて、勝手に嫉妬して機嫌悪くなって突き放して、そして今度はやっぱり帰ってきてほしい、だなんてな……自分勝手な彼氏だよ。