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淫らな方程式
第2章 密航者ナタリー
アレックスの話が終わると、ナタリーは呆然とした表情で呟いた。
「で、では……。私は船外に……」
最後まで言わせず、トーマスが口を挟む。
「ただしあくまでも、他に方法が見つからなければ、の話ですよ。ナタリーさんが悪質な密航者ではないことは俺たちにも分かりましたし」
言い終わるとアレックスとクリスの顔色を伺うトーマス。
再びアレックスが言った。
「トーマスの言うとおりです。これから我々は全力で解決法を探ります。ナタリーさんは船尾の方でゆっくり休んでいてください」
ナタリーは茫然自失の表情のまま「はい。お願いします」とだけ言うときびすを返し、少しふらつきながら3人のもとを離れた。
「で、では……。私は船外に……」
最後まで言わせず、トーマスが口を挟む。
「ただしあくまでも、他に方法が見つからなければ、の話ですよ。ナタリーさんが悪質な密航者ではないことは俺たちにも分かりましたし」
言い終わるとアレックスとクリスの顔色を伺うトーマス。
再びアレックスが言った。
「トーマスの言うとおりです。これから我々は全力で解決法を探ります。ナタリーさんは船尾の方でゆっくり休んでいてください」
ナタリーは茫然自失の表情のまま「はい。お願いします」とだけ言うときびすを返し、少しふらつきながら3人のもとを離れた。