この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ランジェリー騎士団
第1章 フェレリー・バローミュール
「ぐっ……」
ワコルが返答に詰まる。
立場上、取り立てをしていたなどとは言えない。商店街の者達ならビビッて王への直訴などしないだろうが、フェレリーは別だ。現場を押さえられようものなら、その正義感から、間違いなく咎め立てをしてくるに決まっている。
「け、警護料……何を言ってるんだ? いっ……今はその……いやあ~、けっ……毛の量が多くてうらやましいって話をしていたんだ!」
無理矢理笑顔を作ったその口から飛び出した苦しい言い逃れに、ハロンが目を剥く。
しかし、目だけは笑っていないワコルに睨まれ、すぐに調子を合わせる。
「へ、へい……いやあ、そうかなあ! なんつって!」
「ハハッ! そういうことだ……警護料なんて、聞き違いだ。そんな顔すんなって!」
ワコルが返答に詰まる。
立場上、取り立てをしていたなどとは言えない。商店街の者達ならビビッて王への直訴などしないだろうが、フェレリーは別だ。現場を押さえられようものなら、その正義感から、間違いなく咎め立てをしてくるに決まっている。
「け、警護料……何を言ってるんだ? いっ……今はその……いやあ~、けっ……毛の量が多くてうらやましいって話をしていたんだ!」
無理矢理笑顔を作ったその口から飛び出した苦しい言い逃れに、ハロンが目を剥く。
しかし、目だけは笑っていないワコルに睨まれ、すぐに調子を合わせる。
「へ、へい……いやあ、そうかなあ! なんつって!」
「ハハッ! そういうことだ……警護料なんて、聞き違いだ。そんな顔すんなって!」