この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ランジェリー騎士団
第1章 フェレリー・バローミュール

「……」

 そんな二人をフェレリーは無言のままじっと見つめる。

 どちらかというと、ハロンのほうが若禿げ気味で、ワコルのほうがフサフサだ。下手な言い訳というのは明らかだった。

 が、とりあえずここは不問にしておくことにしたらしい。

「……人を羨んで髪が生えるなら誰も苦労はしていませんよ。さ、隊長……長居はご商売の邪魔ですから」

 と、ワコルを店の外へと促す。

「女性専門のお店ですからね……男の人がいたら、恐がってみんな寄りつかないでしょう? 今後、ここは私が見回りますから……いいですね?」

 巧妙に釘を刺されては隊長も頷くしかなかった。

「それじゃあ、ハロンさん、そういうことですから……次から何かあったら……私に相談して下さいね」

 何かあったら、とは当然、「今日のような事」という意味だ。
 暗にこうまで言われてはワコルも再びたかりには来れまい。
 ダメ押しによる完璧な処置だった。

 感謝の顔の下着屋の店主に悪戯っぽいウィンクを送り、フェレリーはワコルを引きずるようにして店を後にした。

/245ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ