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ランジェリー騎士団
第7章 ランジェリー騎士団
女体を著しく圧迫する武骨な警備隊の革鎧を外してみれば、彼女はなかなか胸のあるほうで、かといって大きすぎないピンと張った乳房が同性からするとかなり羨ましい。お尻は小ぶりで、よく締まった腿の裏の筋肉から控え目な隆起を作るのみ。だが、上も下も、測ったものであるかのようにランジェリーアーマーははピッタリとフィットし、それがその身体の線のスマートさをいっそう強調している。
ヴィクトリアが上機嫌になるのもうなずけるが、この過激な装いにためらいを見せずに喜んで着替えた者は他にはいないようだ。
(昨日、私がこの鎧に決まったと話した時はみんな乗り気だったのに……)
フェレリーの記憶は、このランジェリーアーマーの素晴らしさをみんなに語って聞かせたということになってしまっていた。
そう、皆はあのとき確かに歓迎ムードだった。しかし、実物を見た時に、過激であるとためらう者も出るだろうと、そんなことを思った。
「下着が上等になっただけで中身まで上等になるなら世話ありませんわ。それに……そんな格好でしたら、貴女でなくたって男は誰でもほっとかないでしょう」
ミミがヴィクトリアに嫌味を言う。
どうやら彼女も躊躇派のようだ。
昨日はウェルヘルムのブランド名にうっとりしていたようだったが。