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ランジェリー騎士団
第7章 ランジェリー騎士団
城内を颯爽と歩く下着姿……ならぬランジェリーアーマーの女たち。
それは壮観たるものだった。
ひとつとして同じ色のないランジェリーに身を包むのは、ローラルナの国中から選ばれた美女揃いの優秀な兵士たち。いずれもが見事な肉体の持ち主だ。そしてその輝かんばかりの肌を際どく露出させる大胆なカット……。すれ違えば振り返り、遠目に見かければ後を追う、城内の男性兵士や廷臣たちのそんな反応も無理からぬものだった。
初めの内こそ恥ずかしそうなそぶりを見せる騎士もいたが、刺繍に仕込まれた魔紋の力で、やがてそれは恍惚と化し、彼女たちに心地良い高揚と女としての自信を植えつける。
それは、昨夜、彼女たちの隊長が調教でその身に刻まれた快楽の断片。
そして、その影響が最も出ているのはほかならぬその隊長――フェレリー自身であった。
(ああ……みんなが見ている……! どうしてかしら……見られているのを意識すると、この鎧はますます着心地が良くなるみたい……)
恥じらいと、悦びに上気する美貌、それでいて誇り高く歩を進める揺るぎない足取り。
ローザンナ姫の居室に辿り着いた時には、騎士団の誰もがフェレリーと同じになっていた。
……只一人、フェレリーの隣に肩を並べるベルラを除いては。