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ランジェリー騎士団
第7章 ランジェリー騎士団
誓いの言葉、王女に向かって「主」と口にしたそのときに、この快感は突然発生した。
まるで、それに異を唱えるように、お前の主は他にいると懲らしめるように、刺すような裏切りの背徳感をともなって下腹に沸き起こった激悦の衝動。
「は……あ、ぐぅっ……き、気持ち良い……!」
止めなくては、それが叶わぬのならば、せめて扉を背にして人が入って来れぬように……。
自分を見つめるベルラの漆黒の瞳が脳裏に甦る。
不審を感じて彼女が追ってこないとも限らない。
そうでなくても、城中には他の者たちもいる。この部屋を使う者は少ないが、万一誰かが中をのぞき、自分のこのような姿を見られでもしたら……。
(そんなことになったら……ああ、もしそうしたら……!)
ゾクゾクと背筋が震え、懲罰のようだった悦楽の感覚が、甘やかなものに変わる。
もし、誰かにこの姿を見られたら、それはどんな素晴らしいことだろう。
「あ……あ、あ……そう……み、見て……ふぇれりぃの……はしたないすがた……いんらんなところ……み……て……んはあああっ……みてぇっ……」