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ランジェリー騎士団
第8章 狂歓のゲーム
「は……く、くうぅっ……感じてなんか……い、いない……」
完全に負け惜しみにしか聞こえない喘ぎ混じりの声でフェレリーが答える。
悔しいが、フィガロの言う通りだった。
男の前にあられない姿を晒すだけで身体の疼きが倍増し、身悶えしてしまいそうになる。
だが、勝負の為にはその身悶えを抑えなくてはならないのだ。
「フフ……感じていないのならば、早くその無様に尖った乳首をへこませてみせることじゃな……そして鈴をふたつとも落すことができればお前の勝ちじゃ」
「くっ……」
アイマスクに遮られた真っ暗闇の中で、フェレリーは懸命に心を、肉の内に湧き上がる快感を鎮めようとした。
勃起を鎮めて胸の鈴を落せば自分の勝ち。しかし、快楽に負けて乳首を立てたまま身動きし、それで鈴を落せばフィガロの勝ち。股間の鈴を卓上につけてしまってもやはりフィガロの勝ち。
それが告げられたルールだった。