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ランジェリー騎士団
第8章 狂歓のゲーム
(あ、ああっ……ううっ……鎮まって……! 魔法に打ち勝つのよ……そうすれば……)
このような理不尽な勝負を何故受けなければならないのか?
そして、フィガロは何故、わざわざ勝負などを提案したのか――
「そうじゃ、ククッ……頑張りたまえ……服従の魔法とはいえ絶対ではない。我がランジェリーアーマーの与える快楽があってこそのもの。もし、一度でも意志の力で快楽に打ち勝てば、精神の免疫力が働き、二度と再び服従させられることはなくなるのだ」
どうして、わざわざランジェリーアーマーの弱点を教えるのか?
それにもまた理由があった。
息も絶え絶えなフェレリーの様子にすでに勝ちを確信したような口調で、フィガロが勝負の前にした説明をもう一度繰り返す。
「……じゃが、抗してなお快楽の誘惑に負け、溺れてしまえば、それだけ支配は強力になる。負け癖がつくわけじゃな……儂としては、お前の服従をより確実なものにしておきたい。そう、永遠に儂の奴隷であることを望むようになるほどにな」
昨夜、ランジェリーの与える快感に抵抗し、そして破れるほどに欲望を抑えきれなくなっていった体験は、つまり、こういうことだったのだ。