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ランジェリー騎士団
第10章 ミミの受難
褒めているつもりなのかもしれけないが、ミミとってはただ恥ずかしさが増すばかりの言葉だった。そして秘所に込み上がる困惑の疼きも、ますます大きくなるのだった。
店に到着する頃には後をついてくる者たちは群衆となり、ゾロゾロと一体なんの行列かというほどになっていた。
しかし、商品改めということで、客を追い出し店を締め切っての検分となったので、そこで多くの人目から逃れることができ、ミミはホッと胸を撫で下ろした。
ところが、いざ陳列されている下着を調べ始めると……。
「ミミ様、こちらのものがウェルヘルムの下着ですか?」
さわっ……
「ひゃ……えっ……?」
「こっちの棚のものは違うのですか? ううむ、俺達には見分けがつかないな」
さわわっ……
「はぁんっ……ちょ、ちょっ……」
「……どうかしましたか?」
あちらこちらと指さしながら、ミミが気を取られた隙に胸に何かが当る。
何食わぬ顔をして兵士たちが乳房に触れて来ている……だが、それは素早く、また巧みに偶然を装ってのもので、抗議ができない。
そして、触れられれば触れられるほど、その心地は強く、逆らい難い甘さを増していく。