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ランジェリー騎士団
第12章 ベルラの処刑

 いつもの夢、いつもの想い。

 ベルラが目覚めたのはまだ深夜であった。

 この所、同じ夢ばかりを見る。
 故郷を遠く離れて寂しいのだろうか?

 いや、あの町……闘技場だけにしか思い出のない街。
 両親を失い、師匠に拾われ、ただ剣を振るい死にものぐるいに生き延びただけの場所。
 未練はない。もう、あの土地には誰もいない。

 誰も。
 追いかけたその背も。

(師匠……ああ、貴方は今どこに……)

 ベルラは寝台に身を横たえたまま、慰めの位置にひっそりと手を伸ばす。

 ちゅく……

「んっ……」

(ああ……師匠……師匠……私は……!)

 嗚咽は噛み殺す。心の中の涙を追い払うため、肉体の外に流し出して哀しみを忘却するための作業に、ベルラはふけった。

    ※     ※     ※

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