この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ランジェリー騎士団
第12章 ベルラの処刑
「それで、今日はどの店に……?」
「おっと、いけねえ……馴染の店なんだがね、専門店ってやつで……」
「男が女性下着の店に馴染みとは?」
「いや、まあ……店主の奴とは前々から付き合いがあるって意味で、客として馴染ってわけじゃあ……」
そうしてやってきたのはハロンの店。
「だ、旦那……こないだは当分、検分にはこねえって……」
「馬~っ鹿! 取り締まる側が言うことなんか当てにすんじゃねーつっーの! 嘘に決まってんだろうが!」
「ひ……酷ぇっ……!」
情報料ほとっておいてそれはないだろうと、いう顔をする憐れな店主。
しかし、隣りにベルラがいるので、この場でそれを口にするのは憚られる。
「おっ、なんだ? ちょっと待て……こりゃあ……!」
「ああっ……お見逃し下さいっ! それは……!」
ハロンが慌てて、ワコルに訴える。