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ランジェリー騎士団
第13章 不滅の騎士団
しかし、
「その必要はないわね……知りたくもないわ」
「なに!?」
フェレリーがフィガロの腕を掴み、ねじり上げる。
「ぐはああっ……主に向かって何をする! 控えよ! 快楽に抗うな……我が奴隷、フェレリー・バローミュール!」
「私の主はローザンナ様よ……そして祖国ローラルナの人々の幸せを守るのがプリンセスガードの務め!」
命令に対していささかも緩むことのない力で、フェレリーはフィガロの腕を掴んで離さない。
「ぐはあああーっ! シーリンッ!」
助けを求める主人を守ろうと、美人助手が割って入ろうとするが、そこへ入口から一団のの兵士たちがなだれ込んで来る。
「フィガロ・ウェルヘルム! 反逆罪並びに婦女暴行、国家騒乱罪の容疑で城下警備隊が逮捕する!」
声高にそう叫んだのは、兵士たちの先頭に立つワコルだった。