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ランジェリー騎士団
第13章 不滅の騎士団
「ワ、ワコル殿……裏切ったか……!」
「裏切る? 何を言ってやがる。ローラルナの敵は俺の敵、しかも、フェレリーは俺様の可愛い元部下……フェレリーの敵は俺の敵だぜ!」
「なっ……何を言っておるのだーっ!?」
かつての卑劣さのかけらもない正義感然としたその清々しい顔つきにフィガロが目を丸くする。
「……ワコル隊長殿は“心を入れ替えた”のだ……文字通りにな」
ワコルの背後から、ベルラが歩み出る。
ランジェリーアーマーの姿のまま、堂々と。
その態度に、フィガロもさすがに事態を察した。
「ま、まさか……」
「敵から贈られた武器は使うな……全くその通りだったな。だが、私はランジェリーアーマーを使わせて貰ったよ。ワコル隊長に穿かせてな」
そして、彼女自身が今つけているのは、ハロンの店で押収した偽物であった。
その姿で油断させ、他の警備隊の男たちにも次々と穿かせていった。
他の騎士たちから脱がせたランジェリーアーマーを!