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ランジェリー騎士団
第13章 不滅の騎士団

「よおっくも、俺達をもてあそんでくれやがったな……」

 兵士たちの後ろから続いて歩み出る燃える赤髪……ヴィクトリア。

「……許しませんわ。悪党にはふさわしき報いを!」

 ミミも、その上品な顔立ちに怒りを滾らせて姿を現す。
 そして、次々とプリンセスガードの女騎士たちが、いずれもランジェリーアーマー姿のまま。しかしそれらは、言った通り偽物であるのだろう。

「馬鹿なっ……ランジェリーアーマーを脱いだからといって、体内に我が精の残る限り、支配の魔力は持続するはず……」
「殺精剤を飲ませた……色々と手間はかかったがな」

 薬の手配。隊員の一人一人にそれを飲ませ、ランジェリーアーマーを脱がせて呪縛から解き放ち……支配下にしたワコルを利用し、慰問だと嘘をつかせて城下警備達の男たちを手分けして逆調教……それらのことをやってのけるのには実際、ギリギリの時間しかなかった。
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