この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ランジェリー騎士団
第13章 不滅の騎士団
だが、仕立て屋の口から出たのは泣き言でも命乞いでもなく……不敵な笑い声だった。
「フ……フフ、フハハハッ……終わらぬ……儂はまだ終わってはおらぬ。終われぬのだっ……! 主の命に従え! 女どもを捕えよ! 男たちよ!」
ワコルには明かしていなかった秘密。
ランジェリーアーマーの真の主はその創造主……プリンセスガードたちに快楽によって精神を服従させられたとしても、真の主が直接命令を下せば、そちらの支配の方が優先される!
フィガロの怒声が放たれるや、ワコル以下、警備隊の兵士たちが一斉にプリンセスガードの騎士たちに向かって襲いかかった。
「なっ……?」
「くっ……怯むなっ……」
不意を打たれた女騎士たちは、魔法の防護力もないただの下着である偽ランジェリーアーマーしか身に着けていない事もあって、たちまち劣勢となる。
「おりゃあああーっ! 大人しくお縄を頂戴しなあああっ……!」
先ほどの燦然とした正義の男ぶりとは真逆の下衆顔で、ワコルがフェレリーに飛びかかる。