この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ランジェリー騎士団
第2章 仕立屋の提案
「わたくしめがご提案いたしますのは……」
早速、前に進み出たフィガロが、背後につき従うローブの女に合図する。
「シーリン……お見せしなさい」
シーリンと呼ばれた彼女が、思い切りよくその羽織っていたローブをバサリと脱ぎ落す。
その下から現れたものに――彼女のその姿に、その場にいた者すべてが息を呑んだ。
それは信じられないほどに美しかった。
「こ……これは!」
王も思わず感嘆の声を上げる。
素晴らしいのはまず、女のその肢体であった。
すらりとした贅肉のない身材。
それでいてふくよかな部分にはしっかりと肉付きしており、特に、瓜型のたわわな乳房には王を始めとして臣下の男たちの目が釘付けとなる。
きゅっと締まった腰のくびれから下腹の緩やかなカーブを経て伸びる長い両脚。
股下にわずかに隙間を残して、ぴっちりとくっつけられた太腿ははち切れんばかりの張りツヤで、まるで光り輝くようだった。
……と、かくも詳細にその魅惑的な体つきがわかるのは何故かと言えば、それは女の身に着けているものが、ごく僅かな面積しか身体を覆っていなかったからである。