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ランジェリー騎士団
第2章 仕立屋の提案
「これが、ウェルヘルムの提案する、栄えあるローラルナの麗しき姫君、ローザンナ様のプリンセスガードの正規兵装……名付けてランジェリーアーマーにございます」
堂々とした態度でフィガロが口上を述べる。
「ラ……ランジェリーですって!? やはり下着なのではないですか!」
フェレリーが気色ばむ。
当然だ。着るのは自分なのだ。冗談ではない。
「そ……そうだな。確かに意匠としは美しいが……下着では護衛兵としての用をなさぬのではないか?」
美人助手の思わぬ艶姿に見とれていたダージリン三世も我に返って同意する。
しかし、フィガロはふふと鼻を鳴らして、満面の笑みを返した。