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ランジェリー騎士団
第3章 羞恥の試着ショー
大胆・斬新かつ見事に理にかなった提案に対する惜しみない拍手と賞賛を王とその臣下から受けながら、フィガロが肥えた身体をゆすって何度もお辞儀を繰り返す。
フェレリーはその傍らで、他ならぬその「見事な提案」に身を包み、呆然と立ち尽くしていた。
ひとしきりの賛辞を受けた後、彼女に向き直ったフィガロは、どこか勝ち誇るような声で言った。
「実にお似合いでございますよ、フェレリー様。本当にお美しい! プリンセスガードのご容色でなければ我がウェルヘルムの専属モデルとして契約をしたいほどです」
「くっ……私をなぶるつもり……」
フェレリーにしてみれば、屈辱以外の何物でもない。
だが、王はそうはとらなかった。
「まだ不満なのか。フィガロ殿は褒めているのだぞ。率直に言って、その出で立ちのお前は、これまでの何倍も艶やかで美しいぞ」