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ランジェリー騎士団
第4章 ローザンナとマリッサ

「あ、ん……くすぐったいわ……マリッサ」

 差し伸べた手で頬を撫ぜられて、王女がクスクスと笑う。

「フェレリー様が待ち遠しい? このわたくしよりも……?」
「やだ、意地悪言わないで……もちろん、マリッサとこうしているのが、一番楽しいわ」
「本当ですか? 確かめますわよ?」

 そう言って伸ばされたメイドの手が、王女の貫頭衣の裾から忍び込み、太腿の上を遡行する。

「んっ……や、ぁんっ……マリッサったら……そんなことしなくても、わかっているくせに……あっ……んんっ!」
「いけない姫様……もうこんなに甘湿りをなされて」

 侍女の指先は腿の付け根に辿りつき、若き王女の秘密の部分を探り当てていた。
 ショーツ越しに撫でる軽やかで、いじめるような玩弄に、ローザンナは「くっ」と小さく息を詰めて薄眼を閉じる。
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